2016年2月7日日曜日

ヒューゴ オバケと鬼ごっこ



人数…2人~8人
ルール…簡単 
時間…30分程度

豪華な城での華やかなパーティ。
これから始まる惨劇を、いったい誰が予測できようか。
夜も深まり、部屋へ戻ろうとする所、
一人、また一人と消えてゆく来賓たち…
部屋のドアを開こうとしたその時、耳を劈く恐怖の叫びが谺する!
振り向いたとき、その目に映るものとは…!







ルールは鬼ごっこのようなすごろく

プレイヤーはオバケにとらわれないように、
空いている部屋へ逃げ込むことが目的です。
逃げ切れずオバケにとらわれた駒はマイナスの書かれた地下室へと置かれ、
そのままマイナス点になります。
全ての駒が囚われたり部屋へ逃げたりして、回廊に誰もいなくなったらゲームが終わります。
得点を集計して、一番マイナス点の少ない人が勝者になります。

阿鼻叫喚の宴の図。


さいころを振り自分の駒を進める

プレイヤーはサイコロを振って自分の駒を動かします。
早々に部屋へ逃げ込みたいところですが、
部屋へはお化けが回廊に現れてからしか入れません。
お化けが現れるまでは各駒は回廊を回り続けることになります。
サイコロでお化けの目が出た時、プレイヤーの駒の代わりにお化けが動きます。

オバケの目。和やかな顔をしているが、
出した側の心境はそれどころではない。



唯一の加点方法となるプラスの部屋。
他の部屋は丁度の目でなくても入ることが出来るが、
この部屋へは丁度の目で止まらなければ入ることは出来ない。


初期配置と位置取りが決め手

プレイヤーの駒は始めに各自が交代で自由な位置へ配置します。
部屋に入れるのはオバケが現れてからなので、
ゲーム開始後すぐに部屋に入ることは出来ませんが、
狙った部屋の付近に配置したまま動かさずに置いておいたり、
オバケが現れるまでの間に狙った部屋の付近まで駒を進めておくなどすることが、
マイナス点を減らすコツになります。

加点部屋の付近はオバケの出現ポイントに近くハイリスクだが、
入ることが出来れば大きいのでアグレッシブに攻めるとこうなる。
  
  
出ない時は出ないが連続で出ることもよくある絶妙な確率

6面の内2面がお化けの目なので、1/3の確立でお化けが進むようになっています。
1/3という確立は絶妙で、連続で出る事もあればぜんぜんでない事もあります。
まだ大丈夫だと思っていると連続でお化けが動き、一気に何人も囚われてしまう事もあり、
サイコロを振る時にはあまり気をぬくことができません。

 アグレッシブに攻めすぎた結果。


よりエキサイトする新ルール

ゲームボードの裏面にはよりスリリングな上級ゲームが用意されています。
上級ゲームでは、部屋に逃げ込むことができても追い出されてしまう事があったり、
オバケが回廊を一周するごとにオバケの一度に動く歩数が増えたりと、
ゲーム内容がかなり激しくなっています。

どの部屋でも丁度の目で部屋の前に止まることができれば、
無慈悲にも中にいる人を追い出して逃げ込むことが出来る。
阿鼻叫喚の場において、非紳士的行為など気にしていられないのである。

オバケが回廊を一周するごとに進む時計。
数字は一度に進む歩数を表しており、最大の7歩は一回で回廊の1/4を進む。

最速状態での連続オバケ目から14マス爆進で一気に人間どもをなぎ倒し
ご満悦のヒューゴ氏


思考や戦略よりもおばけの恐怖感が楽しい

ゲーム自体は単純なサイコロを使った鬼ごっこなので、
初期配置や位置取り以外ではあまり戦略などを細かく考えるようなゲームではありませんが、
お化けの動きが完全に運頼みであるところが、理不尽な恐怖をうまく演出しています。
出た目に一喜一憂し、大人も子供も対等に大人数で遊べるパーティゲームとしておすすめです。

そして誰もいなくなった。



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