人数…2人~8人
ルール…簡単
時間…30分程度
トランプゲームの中ではコントラクトブリッジ、ポーカーに並び、
世界三大カードゲームと称されることもあります。
ときおり映画のワンシーンに登場することもあり、
トランプのゲームとしてはメジャーなゲームです。
手軽に遊べる2人用トランプゲーム
ジンラミーはトランプがあれば短時間で遊べる手軽なゲームです。
ゲーム感は麻雀に近いゲームですが、プレイ時間は短時間で出来る、
軽いながらもしっかりしたゲーム感が味わえるゲームです。
概要
ゲームの目的は10枚の手札の中で、カードの組み合わせをいくつか作ることです。
数ラウンドを繰り返し、100点を得点したプレイヤーが1ゲームの勝者となります。
こんな感じに手を作る。組み合わせについては後述。
ゲームの準備
親がカードを10枚づつ配り、残りは山札にします。
山札のカードの一番上を山札のとなりに一枚表向きに置き、そこをカードの捨て場に使用します。
ゲーム中のレイアウト。場所もあまり取らない。
1.ゲームの開始
ゲームの開始時、子から最初の捨て場のカードを取るか取らないかを選ぶことができます。
取った場合は、手札から取ったカード以外のカードを一枚捨て、
手番を交代し、ゲームを開始します。
捨て場のカードをとらない場合はパスして手番を交代します。
お互いパスした場合は、そのままゲームを開始します。
2.カードを引く
手番のプレイヤーは山札か捨て場からカードを一枚引きます。
山札は一番上から、捨て場のカードは最後に捨てられたカードから取ることができます。
見えない山札から引くことに賭けるか、見えているカードから手を作るか…
3.組み合わせを作る
カードの組み合わせは「メルド」と呼ばれます。
メルドには以下の2種類があります。
セット
同じ数字のカードを3枚以上集める。
マークは4種類なのでセットのメルドは4枚以上にはならない。
ラン
同じマークの連番を3枚以上集める。
連番は番号が続く限り組み合わせることが出来る。
山札や捨て場から引いたカードを使い、
手札の中でこれらのメルドをいくつか作ります。
4.カードを捨てる
手札は10枚ですので、カードを1枚引いたら1枚捨てます。
山札からカードを引いた場合は何を捨ててもかまいませんが、
捨て場から引いた場合は引いたカードはこの手番では捨てることが出来ませんので、
他の手札を捨てます。
カードを捨てたとき、メルドにならない半端の札の点数が
10点以下になったら上がることができます。
点数はAは1、数字はそのままの点数、絵札は全て10点として計算します。
上がれる手札であっても手を変えてそのまま続けてもかまいません。
上がる場合は、上がりである「ノック」を宣言し手札を公開します。
この手札の場合は3点になるのでノックできる。
上がれない、または上がらない場合は手番を交代します。
誰も上がらず山札が残り2枚になった場合、引き分けとなり親を交代してやり直します。
5.上がり
上がったプレイヤーは、相手のプレイヤーのメルドになっていない手札の合計と、
自分のメルドになっていない手札の合計の差分を得点します。
この手札の場合、相手は12点、
こちらは3点なので差分9点が自分の得点になる。
このとき上がられた側のプレイヤーは、公開された上がりの手札に対し、
自分の手札から公開されたメルドにカードが組み込める場合は、
「レイオフ」として相手のメルドに自分のカードを追加して相手の得点を減点させることが出来ます。
そのままでは9点だったところ、
レイオフでメルドに4を追加されてしまったため、5点となった。
6.ジンとアンダーカット
上がった時、手札が全て組み合わせになっており半端の札が一枚もない場合、
「ジン」が成立します。ジンが成立した場合は必ずノックして上がります。
ジンで上がられた相手はレイオフが出来ません。
さらに上がった側にボーナスとして25点がプラスされます。
ジン!(ドヤァ)相手は13点、こちらは半端無しなので、
ボーナス25点をプラスして38点得点。
それとは逆に通常上がり時にレイオフした結果、上がったプレイヤーより
上がられた側の手札の点数のほうが少なくなった場合、
「アンダーカット」となり勝敗が逆転し、アンダーカットのボーナスとして
さらに25点がプラスされます。
3点で上がり、相手の12点との差分で9点を得点するはずが、
レイオフで絵札をメルドに加えられた結果相手の点数が12→2となり、
アンダーカットが成立した図。
勝敗が逆転し32点が相手側に得点されてしまう。
7.ゲームの終了
ラウンドが終わるごとに得点を適当なメモ用紙などに記録してゆき、
どちらかが100点を超えた場合1ゲームが終了します。
1ゲームが終了した後、終了時にボーナス点が加点されます。
ボーナスには3種類あり、
・ボックスボーナス
1ラウンド取るごとに25点
・ゲームボーナス
ゲームに勝利した場合100点
・シャットアウトボーナス
1ラウンドも取られずゲームに勝利した場合100点
これらを合計したものがスコアになります。
複数回ゲーム行う場合はこの最終的なスコアを競うことになります。
ゲームのコツ
相手の捨てたカードや拾ったカードの内容から集めているカードを推測したり、
絵札や10などが半端な札の場合は早めに捨てたり、
2、4で3のランを待つなど、カードが1枚しかない待ち方を避けたりすることが重要です。
また、ジンを狙いすぎて上がるのに時間がかかりすぎるとアンダーカットの危険性も増すので、
上がれる場合はさっさと上がってしまうのも一つの手です。
じっくり遊ぶもよし、手軽に遊ぶもよし
点数をつければより本格的なゲームとなりますが、
点数をつけずに上がりだけを競うゲームでサラッと遊んでも十分遊べますので、
人数も時間も微妙なちょっとした手持ち無沙汰の時間などにおすすめです。
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