2015年5月28日木曜日

ごきぶりポーカー



人数…3人~6人くらい(4人くらいがお勧め) 
ルール…簡単 
時間…1時間以内  

ごきぶりポーカーは嘘をついて相手にカードを押し付け合うカードゲームです。
嘘がバレるのか。渡されたカードが本当にゴキブリなのか。
ゲーム的な攻略法よりも嘘をつき合う心理戦が楽しめます。




コミカルな嫌われ者たち

このゲームで使うカードは、
ゴキブリ、カメムシ、クモ、サソリ、ハエ、ネズミ、カエル、コウモリと、
実際に嫌われる生き物たちが描かれています。
しかし、絵のタッチはデフォルメされたキャラクターのカードとなっています。


コウモリはもはやかわいいレベル。


絵柄も一枚一枚違うなど、なかなかこだわりを見せるデザインセンスが光ります。


カエルのふてぶてしさは異常。


ルールは簡単

ゲームの流れは、親が、誰でも良いので他の人に、
手札のカードを伏せて渡し、伏せられたカードがなんであるかを言います。
その情報は嘘でも本当でも構いません。
渡された人はそれが本当か嘘かを見破ります。

A「これはゴキブリだよ」
B「嘘くさい。おそらくゴキブリではないと思う。」
真偽を確認する

このようなやり取りです。

または、渡されたカードにさらに嘘を重ねて誰かにパスすることもできます。
その場合は、

A「これはゴキブリだよ」
B「いいや、ハエだったよ。」
Cへパスする

という流れになります。

どちらの場合も、うまく騙せた場合は相手の場にカードを押し付けることができます。
カードを押し付けられたら、その人が親になります。
しかし、逆に嘘が見破られたら自分の場にカードが溜まってしまいます。
相手を騙せるまで、親を続けなければなりません。
全種類のカードが揃うか、同じカードが4枚揃うか、
手札がなくなってしまうと負けになります。



この状態でゴキブリを渡されてしまうと4枚揃って負けになる。


標準の終わり方ではゲームが偏る
 
標準のルールは一人が負けたら終了となっていますが、
それだと目立つ人や嘘が苦手な人が集中的に狙われてしまうので、
ゲームがすぐ終了してしまいます。それも戦術の一つなのでよいとは思いますが、
一人負けたら終了では誰にも狙われないままゲームが終わってしまうこともあります。


目立たないようにしていたら知らない間に終わっていたでござるの巻


集中的に狙われて負けてしまうならまだゲームをしていますが、
何もしないまま終わってしまってはゲームすらしていません。
わたくしが遊ぶときは、負けた人は残った手札を持ったまま脱落する形式で、
最後の一人になるまで続けています。

この形式ならば、集中的に狙いすぎて手札を大量に抱えたまま脱落されてしまうと、
後々の情報に影響が出ますので、多少ターゲットが分散する形にもなります。
標準ルールで不満がある場合はこの方法がおすすめです。


心理戦が熱い

ただ単純に本当か嘘かを考えても思考がループするだけで答えは出ません。
一か八かで何も考えずに答えたりすることも時には大切ですが 、
場の状態や相手の嘘のつき方の癖など、
答えを判断するヒントになることは様々ですので、
場面や相手の心理を読む勝負をすると、一か八かの勝負よりも一つ上の面白さがあります。


リーチのハエにハエをぶっこんで来るだと...?

手軽なわりに意外と濃い心理戦が楽しめますので、
かけひき勝負が好きな人におすすめ。
子供とギャーギャー騒ぎながら運任せに遊んでもそれなりに盛り上がりますので、
子供から大人まで幅広く薦められるゲームです。 


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