2015年8月5日水曜日

パンデミック



人数…2人~4人
ルール…簡単 
時間…1時間程度

パンデミックは全員で協力し合い、
蔓延し広がり続ける病原体に立ち向かうゲームです。
判断ミスが負けにつながりかねない緊張感あるプレイ感が楽しめます。





プレイヤー全員が協力する

このゲームの特徴はプレイヤーが全員で協力することで、
プレイヤー同士で争うのではなく、ゲームシステムとの勝負です。
全員で相談しながらゲームの勝利を目指します。

こっちに進めたほうが…?
いや、こっちのほうが危ないかも…?


ゲームの目的は世界中に蔓延する4種類の病原体のワクチンを全てそろえることです。
登場する都市の名前は世界各地の主要な都市が全て実名で登場します。

アトランタ。CDC世界疾病予防センターが置かれている。
プレイヤーはこの都市からスタートする。

エッセン。ボードゲームが盛んなドイツで年間ゲーム大賞を決めているため、
わざわざここが取り上げられている。
ちなみに日本ハムのシャウエッセンは造語なのでここのことではない。


さまざまな職業

プレイヤーは開始時に固有の職業に就くことになります。
職業ごとに特別な能力が用意されており、
これらの能力を駆使することでゲームを攻略していきます。
職業カードをランダムに引いて決めることで、
毎回異なった攻略法を求められるので、
遊ぶごとにプレイ感は異なります。

衛生兵。
歩くファブリーズ。除菌ならお任せ。

科学者。
通常のプレイヤーよりワクチンを容易に作ることができる。


広がる病

病原体は一人が行動終了するごとに勢力を強めます。
手番終了時に感染カードを引くことで該当する都市に病原体が置かれ、感染が拡大します。
アウトブレイクやエピデミックなど、急速に病原体の広がるイベントもあり、
突発的な対処や予想外の事態に追われ、プレイヤーにはあまり余裕がありません。

感染カード。
指定された都市に病原体が置かれる。

病原体が3個ある都市に病原体が追加されるとアウトブレイクとなり、
隣接都市にさらに病原体がばら撒かれる。
アウトブレイクが一定回数発生するとプレイヤーは敗北する。



プレイヤーを助けるアイテム

広がる病原体に対抗するため、プレイヤーカードとしてさまざまなアイテムが用意されています。
アイテムを使用することで病原体の感染を遅らせたり、
プレイヤー同士の連携をとりやすくすることができるので、
効果的に活用することでプレイヤーに有利にゲームを進めることができます。

都市カード。
同色の都市カードを5枚集めることでワクチンを作ったり、
消費することで記載された都市へジャンプしたりできるゲームの肝となるカード。

基地。都市カードを使用することで建設することができる。
基地間でのジャンプができるため、プレイヤーの移動が補助される。
されにワクチンを作るには基地上でなければ作ることができないため重要なアイテム。


イベントカード。
感染を遅らせたり、プレイヤーを移動させたりと、
様々な効果で助けてくれる。


しかしプレイヤーを助けるはずのカードを引くタイミングで、
逆に病原体が広がってしまうエピデミックカードを引いてしまうこともあるため、
お助けカードを引くタイミングですら気が抜けないというハードな仕様となっています。

エピデミックカードを引いてしまうと、
しばらくの間それまでに病原体が配置された地域に病原体が増えやすくなるため、
アウトブレイクの危険性が増える。


無駄のない行動が求められる

ゲーム難易度は、イベントカードであるエピデミックカードの使用枚数を
増やしたり減らしたりすることで調節可能ですが、
基本的に難度は高めなので各人の協力は不可欠です。
個人プレーは避けてプレイヤー全員の無駄の無い行動が求められます。

「こっちに進めたほうが一手分得をする」
そういった細かい調整が後々の勝利に繋がってゆく。


経験者やリーダー気質の人が意見を通しがちになってしまうこともありますが、
全員で意見を出し合ったほうが打開策も生まれやすいので、
思いついた作戦は積極的に発言していくことが重要になります。

一般的なボードゲームとは異なりプレイヤー間での勝ち負けは無いので、
チームプレイが好きな人やディスカッションの好きな人などにもおすすめです。


※ちなみに複数人分の駒を一人で動かすことで無理矢理一人プレイすることも可能です。
 わりと問題なく機能しますがみんなで遊ぶものを一人で遊ぶと若干むなしい。

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